興願寺様|切り絵御朱印
- kiriegoshuin
- 11月14日
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シンボルとなる三重塔に加え、周りと彩る松の木、その松の木の下にたたずむお地蔵さん、
背面には大きな宝珠形をあしらったデザインを作成させて頂きました。
三重塔は 昭和39年(1959)に徳島県阿南市の四国霊場第21番札所大龍寺から移設されました。
損傷部分は取り替えられておりますが、建立当初の姿が忠実に再現されております。
この塔は一階を三間四方、内部に四天柱をはり、底を張り廻縁を設けて、
心柱は一階天井で止めて、一階内部に下ろさない中世以来の典型的な塔婆の形式を示しております。
注目されるのが江戸時代の建立にもかかわらず、各階の大きさが上にいくにつれて極端に小さくなる古式な外観をしており、
細部は和様を基調としつつも、唐様の尾垂木を用いるなど、江戸時代特有の様式が混在している点も特徴となります。
初重(一階)の軒は扇形に広がる垂木、二重と三重の軒は平行に並ぶ垂木と、階によって異なる技法が使われています。

2025年11月
興願寺
〒799-0404
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